- 2024/5/7
- 一般
News Letter 015【ベトナム物流基礎解説⑥】航空輸送(Air Freightとクーリエ)
いつも大変お世話になっております。
ドラゴンロジスティクスでございます。
Dragon 物流情報 第6弾は航空輸送 (Air Freightとクーリエ)ついて御説明致します。
航空輸送は短納期の際に適したモードです。海上輸送に比べ、「早いが故に高額」という特徴があります。航空輸送の中には、Air Freightとクーリエの大きく2種類があります。
ともに運賃はChargeable Weight (実重量(kg)と容積重量のいずれか大きい値)に基付きます。容積重量の算出方法は以下の通りです。
容積重量(kg) = 体積 {縦(cm) × 横(cm) × 高さ(cm) } ÷ 6,000
Air Freightですが、基本的には普段我々が乗る旅客便によって輸送されます。その場合、座席の下にある貨物室に搭載されますが、貨物専用便や貨物専門の航空会社も御座います。
旅客便は運行頻度が高い為スケジュールの融通が利きやすいですが、旅客便に搭載する場合はその性質上、航空会社毎に貨物3辺の合計値に指定があります。船と同じく直行便と経由便が存在します。
空港止め等、手配範囲をアレンジすることも出来ます。
次に、似たサービスに国際宅配便(クーリエ)があります。国際メガインテグレーターとしてDHL・FedEx・UPSの3社が有名ですが、共通項はDoor to Doo輸送を前提とする点です。Air Freight以上の早さを誇ります。
通常時、アジア圏であれば1~3日、欧米であれば3~4日と圧倒的なスピードが特徴です。一方、通関でトラブルが起きた際などはインテグレーターの一貫手配に対してコントロールが効きづらく、
解決まで時間が掛かる事もままあり、折角の早さが損なわれてしまうケースもありえます。
比較表
最後に使い分けのポイントです。まず輸送範囲のアレンジ(Door to Doo輸送)が必要かを御確認下さい。
次にリードタイムとコスト比較です。航空輸送の場合、運賃は特に水物ですので都度の比較が望ましいですが、
一般的には小口貨物や書類はクーリエ、小口貨物以外はAir Freightとお考え頂ければと思います。
また、クーリエ以上にスピードを求める場合、ハンドキャリーでの手配があります。旅客として搭乗した人の荷物扱いとなるため、最も迅速的に貨物を取りまわすことが可能な一方で、料金は高額となります。
当社においてもハンドキャリーサービスのご相談を承っております。
御不明な点や例外等の詳細はご遠慮なく担当までお問い合わせください。
ドラゴンロジスティクス
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