- 2026/3/11
- 一般
News Letter 035【中東情勢による国際物流への影響について】
いつも大変お世話になっております。
ドラゴンロジスティクスの北澤です。
遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。
2026年も変わらぬご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
ここベトナムでも旧正月が明け約1か月が過ぎましたが、皆様はテトをゆっくり過ごされましたでしょうか。
(私はマレーシア6都市を周遊してまいりました。)
久しぶりのニュースレターとなってしまいましたが、本年は更新頻度を上げ、皆様に有益な物流情報をお届けできるよう努めてまいります。
【中東情勢による国際物流への影響について】
連日の報道の通り、中東情勢はさらに緊迫化しており、国際物流にも影響が拡大しています。
現時点の状況を物流の観点から整理しましたのでご参考になれば幸いです。
■ 重要ポイント
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主要海上航路が実質的に封鎖 → 海上輸送に深刻な制限
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代替として航空輸送へシフト → こちらも輸送能力の限界が近い
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原油価格の上昇 → 海上・航空・陸上すべての輸送コストに影響
1)海上輸送への影響
エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡は実質的に航行不可な状況です。
また、スエズ運河も緊張状態が続いており、喜望峰迂回ルートが事実上の標準ルートとなっています。ホルムズ海峡・紅海の両方が同時に使えない状況は前例がなく、航海日数の増加・コンテナ回転率の低下により、世界的なスペース不足が懸念されています。
今後想定される事象:
ブッキング困難/不可
リードタイムの大幅な長期化(搭載待ち・トランジットでの滞留)
海上運賃の急騰(3月後半から上昇加速の可能性、運賃の有効期間も、2週間から1週間単位へなど小刻みになる可能性高。)
2)海上から航空へのシフト
一般的に海上輸送が滞ると、貨物は航空輸送へシフトする傾向があります。
中東空域の制限が撤廃されたとしても、海上封鎖が続けば空路も逼迫します。
想定される事象:
ブッキング困難/不可
リードタイムの長期化(搭載待ち、トランジット先での載せ替え待ち含む。)
航空運賃の急騰(すでに上昇開始。運賃の有効期間も当日―3日以内等、短期間でのオファーになる見込み。)
3)燃料価格上昇と輸送費への影響
ホルムズ海峡封鎖はエネルギー市場に直撃しています。
ベトナムでも原油価格が急上昇しており一部ガソリンスタンドでは給油制限も発生しています。燃料費は輸送コストへ直結するため、すべての輸送モードに影響します。
海上:BAF(燃油調整費)
航空:FSC(燃油サーチャージ)
陸上:ドレージ・トラック輸送費の上昇
《今できる対策/弊社からのご提案》
・月並みですが、生産・出荷計画を前倒しにするなど、リードタイムは広くとってください。
・弊社メニューのUPS(国際宅配便)は自社機にて輸送する為、このような危機下において有力な代替手段になります。スペース確保力に優れていますので航空輸送がブッキングできない場合などはご相談ください。
→UPS2026年新料金表はこちら
・近隣諸国へ輸送する場合、ベトナムに在庫があれば陸路での輸送も選択肢に入ってきます。例えば日本からタイへ輸出する場合も、ベトナムに在庫があれば比較的容易に輸送が可能です。日本にお住いの皆様におかれましては非居住者在庫の活用を御検討ください。
→非居住者在庫の詳細はこちら
・調達にも影響が生じてくるものと思われます。事態が一層悪化する前にと、纏めて輸入される企業様もいらっしゃいますが、原料の在庫置き場として倉庫が御入用の方はご相談ください。
→AMATA3倉庫の詳細はこちら
なお、大変心苦しいですが燃料価格高騰の影響により、弊社でも輸送費改定をお願いせざるを得ない状況となっております。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
最後に、手前味噌とはなりますが、3月11日を迎えるにあたり、
「当たり前にものが届くこと」の尊さと難しさを改めて感じています。
私たち物流企業に求められているのは、どのような情勢であっても
“お客様の事業を止めないこと”だと考えております。
弊社では、海上・航空・クーリエ・陸上輸送を柔軟に組み合わせ、
不安定な世界情勢の中でも確実にお届けできる手段をご提案してまいります。
引き続き、物流面でお困りのことがございましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
物流に関するお問い合わせ先はこちら
E-mail:business.development@draco.com.vn(VN/JP/EN対応)
ドラゴンロジスティクス
本メールに関するお問い合わせ(日本語・ベトナム語・英語):
E-mail:marketing@draco.com.vn
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