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ドラゴンロジスティクスでございます。

今回は時事ニュースとしてベトナム及び日本・ASEAN諸国を取り巻く海上輸送の動向を、特に北米向け輸出に関連した内容に絞って御紹介致しますのででご興味のある方は以下ご一読ください。

始めに、7月に入って運賃が急騰しておりますが、その背景には8月から導入されるアメリカの中国に対する関税措置があります。

（EV、半導体、医療用製品等）

この導入に先立って輸出を急ぐ動きが中国を中心に起きています。

紅海情勢の影響で空コンテナの戻りが遅れている中、その少ない空コンテナが中国に集中しているため、ベトナムや日本・ASEANを始めとした周辺諸国にも影響が及び、具体的にはBooking難や本船の遅延、運賃急騰などが現に起こっています。

本船の遅延に関しては、シンガポールや釜山、上海などの主要港に寄港した際、各地での荷量増加により、ベトナムに到着する前に遅延が発生し、その遅延が更なる遅延を呼ぶいわゆる累積遅延が増加しています。

運賃上昇の流れは続いていますが、前述の通り、現在のコンテナ貨物の増加は前倒し出荷の影響が強いと見られています。また、供給サイドでは今後も新造船の竣工が相次ぎ、船腹供給量は増える見通しです。そのため、ピークシーズンの終わりも例年より早く、8月の関税措置開始を境に一服するのではないかという見方も多いです。

しかし、カナダでは2大貨物鉄道のストライキが懸念されているほか、港湾においても北米東岸の労使が予想に反して混乱・中断しており、現行労働協約の期限である9月末を過ぎて組合が10月以降にストライキに入った場合、北米東岸港湾全域のオペレーションに影響が出て、それが西海岸にも波及、運賃上昇やリードタイムの長期化を招く可能性があります。いずれにしましても、影響を最小限に留めるため状況注視して参りますとともに、最新の情報が入りましたら随時お知らせいたします。

貴社におきましても、海上運賃の急騰やBooking難等でお困りでしたらお気軽に弊社までご相談ください。

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